お手軽日記!短歌制作のススメ(お焚き上げ)
この文章は就職活動の際に課題として制作しましたが、秒でお祈りされたのでこちらで公開したいと思います。
現在元気に内定ゼロおじさんです。元々ないメンタルがマイナスになってきました。
就活はやはり悪い文化、酒に逃げるか首をくくるかしないとやってられない。
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お手軽日記!短歌制作のススメ
家にいることも増え、何か新しい趣味が欲しいと思ったことはありませんか?そんな時におすすめできるのが短歌制作です。5・7・5・7・7から成る短歌は、日常のささやかな瞬間や恋の歌、はたまたご飯が美味しいだけの歌も、日記のように気軽に詠めてしまいます。
私が考える短歌の良さや作り方などについて、3つに分けて解説します。
短歌の良さ
まず短歌の良さは、その手軽さにあります。文字数をある程度守れば、誰でも簡単に作れてしまいます。
そして日常の素敵なワンシーンを短歌にすることで、その時のことをいつでも思い出すことができ、さらに豊富な語彙を身につけることができます。いわば31音から成る日記をつけることができます。なんだか趣がありますね。
制作例として、自分のことを少し話します。
秋になると、実家の庭の柿の木に鳥がたくさん集まって柿を食べている光景に毎年出会います。そのひと時を詠んだ句がこちらです。
「熟れ柿をついばむ鳥ら窓の外 チチチと鳴いてまた秋の暮れ」
このように、日常の一コマを切り取り残しておくことができます。
短歌の作り方
5・7・5・7・7の31音から構成される短歌ですが、その音の文字数に合っていればどんな内容でもそれは短歌です。
短歌を作る題材ですが、初めのうちは自分の生活でふと気づいたことや「素敵だな」と思った一瞬を切り取るのがおすすめです。それ以外にも、だれかを想う恋の歌や、面白さにアクセルを踏んだ短歌を詠んでみるのも楽しいでしょう。
「けり」「かな」といった古い言葉を使うイメージがある人もいらっしゃるでしょう。ですが、自分が使っているごく普通の言葉で詠んでいいんです。
自分が普段使う言葉で短歌を読むと、自然と短歌に個性が出てきます。
文字通り、旅行先でご褒美に高級な天ぷらを食べたら胃もたれを起こした短歌です。
短歌を制作したら?
短歌を制作した後、眺めてニヤニヤしたり、音読するのも一興ですが、どうせならより多くの人に見てもらいましょう。
Instagram、twitterに投稿し、短歌仲間を見つけるなど色々な方法がありますが、私がおすすめするのはコンクールへの出展です。
短歌には様々なコンクールがあり、どれも気軽に応募することができます。最近はインターネットフォームから応募できるコンクールもあります。
宮内庁主催の歌会始が有名ですが、その他にもコンペティションサイト「登竜門」や雑誌「公募ガイド」などから応募を受け付けているコンクールを調べられます。
短歌を詠んだら、ぜひ一度コンクールへの応募も検討してみてはいかがでしょうか?エイヤと送った1首が評価してもらえるかもしれませんよ。
短歌を趣味にすることで、自分の感じたことや身の回りの出来事を一つの作品として残すことができます。また短歌を詠むために、日々の小さなことに目を向ける観察力も身につきます。
ぜひ一度、短歌を詠んでみてはいかがでしょうか。きっと日々に一首の彩りを与えてくれるでしょう。
おわり